たるみ

顔が大きく見える二重あご、頬がたるんだブルドッグ顔、不健康や老けて見られやすい目元のたるみ、不機嫌そうに思われる口角の下り、気になるフェイスラインの崩れ…などなど、お顔のたるみは、美の大敵です。そんなたるみの主な原因は以下の3つに分けられます。

原因01

お肌の弾力を作る成分の減少

お肌のモチモチした弾力は、真皮層にあるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸によって作られます。ですが、紫外線や食生活の乱れ、睡眠不足、乾燥、老化などによって、これらの成分を生み出す線維芽細胞の力が衰えてしまいます。

原因02

お顔の筋肉の衰え

老化や日頃から顔の表情が乏しいことなどによって、お顔の形の土台となる筋肉が衰えます。表面の表情筋が弱まると脂肪や皮膚を支えきれず、頭蓋骨周りの深層筋が弱まると、表情筋を支えられなかったり、ポンプ機能が低下して血流が悪くなり、栄養素が十分に行き渡らなくなったりしてしまいます。

原因01

老化や生活習慣

老化だけでなく、目の疲れもシワの原因となるのをご存知でしょうか?長時間のPC作業やコンタクトレンズの使用により、眼精疲労で目元の血行が悪くなり、シワを作りやすくしてしまうのです。他にも、お化粧をしっかり落としきれずに皮膚に負担をかけてしまったり、逆にクレンジングをし過ぎて潤いを奪ってしまったり、といったこともシワの原因となります。

  • 肌が老化する原因の約80%は紫外線だと言われています。また、日常生活で使われる顔の筋肉は全体の30%程度と言われているため、筋肉が衰えやすく、たるみに繋がりやすいのです。
  • たるみの改善・予防には、紫外線対策や保湿、顔の筋肉のケアなどさまざまな対策を打つことが大切です。

 

たるみの原因【東洋医学編】

五臓の働き

※画像引用:https://www.yomeishu.co.jp/

東洋医学では、顔のたるみは体内エネルギーの流れの滞りや、内臓の働きが低下することによって起こると考えられています。特に、消化吸収や生命力に関係する「脾(ひ)」と「腎(じん)」の働きが重要です。

それぞれ詳しく解説していきます。

 ※東洋医学の「脾」と西洋医学の「脾臓」、東洋医学の「腎」と西洋医学の「腎臓」は似ています。しかし、異なる視点や概念で捉えられているため、別物とされています。

「脾」の機能低下

脾の機能が低下すると、食物の消化・吸収が上手く行われなくなり、体内に必要な栄養素が適切に運ばれなくなります。これにより、皮膚や筋肉などが十分な栄養を得られず、弾力やハリが失われ、たるみが生じる可能性があります。

脾は食物を消化・吸収し、「気」「血」「津液」の三要素を作り出す臓器です。栄養を全身に運ぶ働きも担っています。

「腎」の機能低下

腎の機能が低下すると、加齢に伴う肌の弾力やハリを保つ力が低下します。これにより、顔の筋肉や皮膚が弱くなり、たるみやしわが現れる可能性が高まるのです。

腎は生まれ持ったエネルギーを貯めておく臓器で、成長発育に必要な気(エネルギー)を送ります。腎の働きは、加齢とともに減少してしまうため、注意が必要です。

「気(き)」や「血(けつ)」の滞り

「気(き)」は、生命活動を維持するために必要なエネルギーです。一方、「血(けつ)」は、体を巡る栄養や酸素を運ぶ役割を担っています。

「気」や「血」の流れが滞ると、顔に栄養や水分が十分に届かず、老廃物が溜まりやすくなります。その結果、肌の弾力やハリが失われ、たるみやむくみが起こりやすくなるのです。

「気」は、電気のようなものです。電気が正常に流れることで機械が正常に動作するように、「気」が正常に流れることで体の機能が正常に働きます。

 

 

たるみの改善方法

たるみに悩む女性

たるみの原因を知っただけでは、たるみは改善されません。こちらでは、たるみの改善方法を紹介します。

 

代表的かつ手軽に行える改善方法は、食事(栄養)スキンケアです。食事は、コラーゲン生成に関わる栄養素を多く摂るといいでしょう。また、抗酸化力のある栄養素もおすすめです。

コラーゲン生成
に関わる栄養素
【タンパク質】
肉、魚、卵、大豆製品
【ビタミンC】
キウイ、いちご、ブロッコリー、パプリカ
【鉄】
レバー、あさり、ほうれん草
抗酸化力
のある栄養素
【ポリフェノール】
緑茶、ハイカカオチョコレート、赤ワイン
【ビタミンE】
ナッツ類、モロヘイヤ、アボカド
スキンケアは、ハリや弾力を高める成分や抗酸化作用のある成分、保湿力があるものを選ぶといいでしょう。
ハリや弾力
を高める成分
レチノイド(ビタミンA類)/ビタミンC/ナイアシンアミド
抗酸化作用
のある成分
コエンザイムQ10/フラーレン/ビタミンC
保湿力
がある成分
ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲン

 

Te to Teが開発した「ルメイユ」は、ヒアルロン酸フラーレンなど高級美容成分がたっぷり配合されたオールインワン美容液です。たるみを含むさまざまな肌トラブルに効果的なので、ご興味がおありの方はお気軽にお問い合わせください!

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また、たるみの改善・予防には紫外線対策がマストです!夏だけでなく、冬場や曇の日にも日焼け止めクリームや帽子、日傘などを使用しましょう。

食事とスキンケアは、即効性は感じにくいですが、毎日続けることでたるみの改善・予防効果が期待できます。

 

たるみの改善方法【東洋医学編】

東洋医学的なたるみのケア方法も紹介します。

東洋医学的なたるみケアを行うと、顔のたるみだけでなく体調も改善される可能性があります。自宅でも手軽に行なえ、副作用もないため、ぜひ試してみてください!

  • 「脾」のケア
  • 「腎」のケア
  • 「気」「血」のケア

順番に解説していきます。

 

「脾」のケア

「脾」を労るために、消化のいい食事や温かい食事を心がけましょう。ハーブやスパイス(生姜、シナモンなど)がおすすめです。冷たいものや生ものは控えましょう。

胃腸を温めるツボである「足三里(あしさんり)」「三陰交(さんいんこう)」「中脘(ちゅうかん)」などを優しく刺激することもおすすめです。

食後の適度な運動も「脾」のケアに繋がります。 

「腎」のケア

腎は体力やエネルギーと深い関わりがあります。休息と睡眠をしっかりと取り、ストレスを軽減させることを意識しましょう。また、腎をサポートする食材として、黒豆や黒ゴマなどの黒色の食材や魚介類、海藻類がおすすめです。

腎を温めるツボ「太溪(たいけい)」「湧泉(ゆうせん)」「腎兪(じんゆ)」を優しく刺激することもおすすめです。

 

「気」「血」のケア

マッサージや運動は筋肉を刺激し、「気」や「血」の流れを良くします。また、血流を良くする食材であるタマネギやニラなどの香りのある野菜、青魚を意識して摂るようにしましょう。

顔の気や血の流れを良くするツボである「合谷(ごうこく)」「太陽(たいよう)」「四白(しはく)」を優しく刺激することもおすすめです。 

【ツボ押しのポイント】
ツボは、痛気持ちいいと感じる程度の強さで押しましょう。3〜5秒かけてゆっくり押し、それを1日3〜5回繰り返すことがおすすめです。

ツボを押すだけでも効果が期待できますが、お灸で温熱刺激を与えるとさらに効果的です。お灸は、Te to Teのオンラインショップでもご購入頂けます。

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美容鍼でたるみを改善するメリット・デメリット

美容鍼を受ける女性

美容鍼は、たるみの改善・予防効果が期待できます。美容鍼には、ツボを刺激することによって「脾」や「腎」の働きを良くしたり、「気」や「血」の巡りを良くしたりする作用があるためです。

さらに、表情筋をほぐし、肌のハリ・弾力の源であるコラーゲンやエラスチンの生成を促進する作用もあります。

しかし、メリットだけでなく注意点もあります。メリット・デメリットの両方を理解した上で、美容鍼を受けるか検討しましょう。

 

メリット

まずは、美容鍼のメリットを紹介します。

  • 顔や肌への負担が少ない
  • 体のケアもできる
  • 即効性が期待できる

美容鍼は、極細の鍼を顔に打つ美容施術です。顔や肌への負担が少ないため、痛みやダウンタイム、副作用がほとんどありません。

美容鍼は顔だけでなく体にも作用するため、体調が整ったりリラックスできたりもするでしょう。

施術直後からスッキリ感を体感しやすい点も美容鍼の特徴です。

 

デメリット・注意点

続いて、デメリットや注意点も見ていきましょう。

  • 痛みや内出血が生じることがある
  • 効果には個人差がある
  • 定期的な施術が必要な場合がある

美容鍼は、極細とはいえ鍼を使用する施術です。そのため、人によっては痛みや内出血が生じる場合があります。

また、効果の感じ方には個人差があります。直後に効果を感じる方もいれば、1回では効果を感じられない方もいるでしょう。

痛みや内出血が心配な方は、カウンセリング時にその旨を相談しましょう。鍼の種類や本数を変更するなどして対応してもらえます。

 

たるみの原因・対策まとめ

Te to Te鍼灸師

たるみの原因は加齢・紫外線・内臓の疲れなどさまざまです。ホームケアと併せて専門家によるケアも行うことで、効率的にたるみの改善・予防ができるでしょう。

美容鍼は顔や体に優しいナチュラルな美容施術です。体調を整える効果も期待できるため、たるみ知らずのナチュラル美人を目指したい方は、ぜひ美容鍼を検討してみてください。