- 肌が老化する原因の約80%は紫外線だと言われています。また、日常生活で使われる顔の筋肉は全体の30%程度と言われているため、筋肉が衰えやすく、たるみに繋がりやすいのです。
- たるみの改善・予防には、紫外線対策や保湿、顔の筋肉のケアなどさまざまな対策を打つことが大切です。
たるみの原因【東洋医学編】
※画像引用:https://www.yomeishu.co.jp/
東洋医学では、顔のたるみは体内エネルギーの流れの滞りや、内臓の働きが低下することによって起こると考えられています。特に、消化吸収や生命力に関係する「脾(ひ)」と「腎(じん)」の働きが重要です。
それぞれ詳しく解説していきます。
※東洋医学の「脾」と西洋医学の「脾臓」、東洋医学の「腎」と西洋医学の「腎臓」は似ています。しかし、異なる視点や概念で捉えられているため、別物とされています。
「脾」の機能低下
脾の機能が低下すると、食物の消化・吸収が上手く行われなくなり、体内に必要な栄養素が適切に運ばれなくなります。これにより、皮膚や筋肉などが十分な栄養を得られず、弾力やハリが失われ、たるみが生じる可能性があります。
脾は食物を消化・吸収し、「気」「血」「津液」の三要素を作り出す臓器です。栄養を全身に運ぶ働きも担っています。
「腎」の機能低下
腎の機能が低下すると、加齢に伴う肌の弾力やハリを保つ力が低下します。これにより、顔の筋肉や皮膚が弱くなり、たるみやしわが現れる可能性が高まるのです。
腎は生まれ持ったエネルギーを貯めておく臓器で、成長や発育に必要な気(エネルギー)を送ります。腎の働きは、加齢とともに減少してしまうため、注意が必要です。
「気(き)」や「血(けつ)」の滞り
「気(き)」は、生命活動を維持するために必要なエネルギーです。一方、「血(けつ)」は、体を巡る栄養や酸素を運ぶ役割を担っています。
「気」や「血」の流れが滞ると、顔に栄養や水分が十分に届かず、老廃物が溜まりやすくなります。その結果、肌の弾力やハリが失われ、たるみやむくみが起こりやすくなるのです。
※「気」は、電気のようなものです。電気が正常に流れることで機械が正常に動作するように、「気」が正常に流れることで体の機能が正常に働きます。
たるみの改善方法
たるみの原因を知っただけでは、たるみは改善されません。こちらでは、たるみの改善方法を紹介します。
代表的かつ手軽に行える改善方法は、食事(栄養)とスキンケアです。食事は、コラーゲン生成に関わる栄養素を多く摂るといいでしょう。また、抗酸化力のある栄養素もおすすめです。
コラーゲン生成 に関わる栄養素 |
【タンパク質】 肉、魚、卵、大豆製品 【ビタミンC】 キウイ、いちご、ブロッコリー、パプリカ 【鉄】 レバー、あさり、ほうれん草 |
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抗酸化力 のある栄養素 |
【ポリフェノール】 緑茶、ハイカカオチョコレート、赤ワイン 【ビタミンE】 ナッツ類、モロヘイヤ、アボカド |
ハリや弾力 を高める成分 |
レチノイド(ビタミンA類)/ビタミンC/ナイアシンアミド |
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抗酸化作用 のある成分 |
コエンザイムQ10/フラーレン/ビタミンC |
保湿力 がある成分 |
ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲン |
Te to Teが開発した「ルメイユ」は、ヒアルロン酸やフラーレンなど高級美容成分がたっぷり配合されたオールインワン美容液です。たるみを含むさまざまな肌トラブルに効果的なので、ご興味がおありの方はお気軽にお問い合わせください!
オンラインショップでもご購入いただけます!
また、たるみの改善・予防には紫外線対策がマストです!夏だけでなく、冬場や曇の日にも日焼け止めクリームや帽子、日傘などを使用しましょう。
食事とスキンケアは、即効性は感じにくいですが、毎日続けることでたるみの改善・予防効果が期待できます。
たるみの改善方法【東洋医学編】
東洋医学的なたるみのケア方法も紹介します。
東洋医学的なたるみケアを行うと、顔のたるみだけでなく体調も改善される可能性があります。自宅でも手軽に行なえ、副作用もないため、ぜひ試してみてください!
- 「脾」のケア
- 「腎」のケア
- 「気」「血」のケア
順番に解説していきます。
「脾」のケア
「脾」を労るために、消化のいい食事や温かい食事を心がけましょう。ハーブやスパイス(生姜、シナモンなど)がおすすめです。冷たいものや生ものは控えましょう。
胃腸を温めるツボである「足三里(あしさんり)」「三陰交(さんいんこう)」「中脘(ちゅうかん)」などを優しく刺激することもおすすめです。
食後の適度な運動も「脾」のケアに繋がります。
「腎」のケア
腎は体力やエネルギーと深い関わりがあります。休息と睡眠をしっかりと取り、ストレスを軽減させることを意識しましょう。また、腎をサポートする食材として、黒豆や黒ゴマなどの黒色の食材や魚介類、海藻類がおすすめです。
腎を温めるツボ「太溪(たいけい)」「湧泉(ゆうせん)」「腎兪(じんゆ)」を優しく刺激することもおすすめです。
「気」「血」のケア
マッサージや運動は筋肉を刺激し、「気」や「血」の流れを良くします。また、血流を良くする食材であるタマネギやニラなどの香りのある野菜、青魚を意識して摂るようにしましょう。
顔の気や血の流れを良くするツボである「合谷(ごうこく)」「太陽(たいよう)」「四白(しはく)」を優しく刺激することもおすすめです。
【ツボ押しのポイント】
ツボは、痛気持ちいいと感じる程度の強さで押しましょう。3〜5秒かけてゆっくり押し、それを1日3〜5回繰り返すことがおすすめです。
ツボを押すだけでも効果が期待できますが、お灸で温熱刺激を与えるとさらに効果的です。お灸は、【Te to Teのオンラインショップ】でもご購入頂けます。
美容鍼でたるみを改善するメリット・デメリット
美容鍼は、たるみの改善・予防効果が期待できます。美容鍼には、ツボを刺激することによって「脾」や「腎」の働きを良くしたり、「気」や「血」の巡りを良くしたりする作用があるためです。
さらに、表情筋をほぐし、肌のハリ・弾力の源であるコラーゲンやエラスチンの生成を促進する作用もあります。
しかし、メリットだけでなく注意点もあります。メリット・デメリットの両方を理解した上で、美容鍼を受けるか検討しましょう。
メリット
まずは、美容鍼のメリットを紹介します。
- 顔や肌への負担が少ない
- 体のケアもできる
- 即効性が期待できる
美容鍼は、極細の鍼を顔に打つ美容施術です。顔や肌への負担が少ないため、痛みやダウンタイム、副作用がほとんどありません。
美容鍼は顔だけでなく体にも作用するため、体調が整ったりリラックスできたりもするでしょう。
施術直後からスッキリ感を体感しやすい点も美容鍼の特徴です。
デメリット・注意点
続いて、デメリットや注意点も見ていきましょう。
- 痛みや内出血が生じることがある
- 効果には個人差がある
- 定期的な施術が必要な場合がある
美容鍼は、極細とはいえ鍼を使用する施術です。そのため、人によっては痛みや内出血が生じる場合があります。
また、効果の感じ方には個人差があります。直後に効果を感じる方もいれば、1回では効果を感じられない方もいるでしょう。
痛みや内出血が心配な方は、カウンセリング時にその旨を相談しましょう。鍼の種類や本数を変更するなどして対応してもらえます。
たるみの原因・対策まとめ
たるみの原因は加齢・紫外線・内臓の疲れなどさまざまです。ホームケアと併せて専門家によるケアも行うことで、効率的にたるみの改善・予防ができるでしょう。
美容鍼は顔や体に優しいナチュラルな美容施術です。体調を整える効果も期待できるため、たるみ知らずのナチュラル美人を目指したい方は、ぜひ美容鍼を検討してみてください。