西洋医学の限界
病院(西洋医学)での不妊治療の限界
病院(西洋医学)も万能ではありません。たしかに、血液やエコーなどによる検査と、病気に対する薬や手術による治療は得意としています。ですが、原因が特定できない症状だと打つ手がありませんし、病気ではなく体質の改善が求められるケースは対象ではありません。
不妊症は病気ではありません。「不妊」ではなく「未妊」です。カラダが妊娠しにくい体質になっているだけです。 妊娠しやすい体質を取り戻し、卵子の質を高めるには、病院にすべてを任せるのではなく、日々の生活で体質改善をしていくことが重要なのです。
1,000件以上の人工授精や体外受精に携わってきた元胚培養士の仲宗根康先生は、その著書の中で、不妊治療が必要となるケースは以下の場合のみであると指摘しています。
病院での不妊治療が必要なケース
人工授精が必要 | 体外受精が必要 |
---|---|
|
|
不妊治療のせいで不妊になってしまう3つのケース
タイミング法で、子作りのベストタイミングを逃す!?
受精のためにベストなタイミングは排卵日ではなく、その前後2日間です。 理由は、精子と卵子の受精可能期間の違いです。精子は5日間ほど、卵子は排卵から24時間が受精に適した期間だと言われています。
そのため、排卵する前にタイミングを取り、子宮内で精子を待機させた方が、より受精しやすいのです。 ですが、基礎体温のチェックやエコー検査では、排卵日前を正確に知るのが難しいため、タイミングを逃している可能性が大です。
そのため、LHサージを感知する排卵検査薬で、薄くでも線が出た日にタイミングを取るのがお勧めです。
ホルモン補充や薬の多用で、妊娠しにくいカラダに!?
そもそもホルモンとは、脳からの指令をカラダに伝えるメールのような存在で、それ自体は卵子の栄養にもなりませんし、卵子の質を良くする力も持っていません。
一方で、過剰にホルモンが外から加えられると、本来1つしか育たないはずの卵胞が増えすぎて、その分卵子が栄養不足となってしまったり、カラダの状態を保とうと恒常性(ホメオタシス)が働いて、自らホルモンを作らなくなってしまうこともあります。
また、薬の使用量と卵子の質の低下は比例することが分かっています。「副作用の無い薬は無い」という言葉の通り、効果的な薬ほどカラダに強い作用を与えるため、本来の目的以外の箇所にも影響を与えてしまうのです。
事実、ホルモン治療で使われる排卵誘発剤(クロミッド)を6ヶ月以上服用し続けると、妊娠率が下がる、という報告もあります。
人工授精で、精子が弱って妊娠率が下がる!?
人工授精では、精子と精液を分離するため、薬品をかけたり、遠心分離器でグルグル回したりします。そのため、こうした処理をされた精子は傷つき、寿命が短くなって、妊娠率も下がってしまう、と言われています。
東洋医学の力で妊娠体質を作る!
妊娠力を上げるためには、卵子の質を良くして、妊娠しやすい体質を作ることが重要です。そのためにはまず、自分の体質を理解して、日々の習慣を変えていく必要があります。こうした体質の把握と改善こそ、東洋医学の最も得意とするところです。
例えば、血液検査やエコー検査などでは原因が分からない不妊症の場合でも、カラダのどこかに、または生活のどこかにその原因が潜んでいます。ですが、病院の検査では知る術がなく、診察時間も短いため、特定することが難しいのです。
一方、東洋医学の場合、何千年にものぼる膨大な数の経験則や、全身に現れる様々な症状から、カラダの状態や体質を読み取ることができます。そして、鍼灸や食事の改善などを通じてカラダの状態を正常に整えていきます。
その結果、もともとカラダに備わっている免疫力や自然治癒力を引き出し、不妊症をはじめとしたカラダの不調を改善していくのです。